こんにちは古河のプライベートサロン「Viushair」の太田貴之です。
日本人の7割がヘアカラーをしていると言われている今、多くの選択肢が増え、あらゆる情報が飛び交っていますね。
「美容院で染めても、ドラッグストアのカラー剤で染めても、大して変わらないでしょ?」
という考えの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
「ホームカラーとサロンカラーの違い」
を具体的に3つ解説していきたいと思います!
ホームカラーとサロンカラーの違い①「アルカリ剤」
カラー剤に含まれているアルカリ剤は
・「揮発性」のもの
・「不揮発性」のもの
に分かれます。
アルカリ剤はキューティクルを開いて、髪を脱色するという役割があります。
アルカリ剤がその役割を終えた後も、揮発せずに髪に残り続けると、ダメージの原因になってしまいます。
主に、
・サロンカラー剤に含まれるアルカリ剤は、アンモニアなど揮発性のもの
・ホームカラー剤に含まれるアルカリ剤は、モノエタノールアミンなどの不揮発性のもの
になります。
ですからホームカラーの場合、揮発せずに髪に残りやすいので、ダメージの原因になりやすいです。
ご自宅で残留したアルカリを除去できれば話は変わりますが、ご自宅でそのケアをするのはちょっと難しいです。
ホームカラーとサロンカラーの違い②「過酸化水素」
カラー剤に含まれる過酸化水素は、脱色・発色の両方に欠かせない成分です。
過酸化水素は2剤と呼ばれるもので、美容師の間ではよく「かすい」と呼ばれています。
日本の法律では6%が限界値となっており、サロンカラーでは主に1.5%、3%、4.5%、6%が使われています。
高い数値ほどよく脱色しよく発色しますが、その分ダメージも強いです。
健康な髪を明るく染めるには、それなりに高濃度が必要不可欠です。 そこまで明るくせずに色味を入れたいだけの時は、低濃度の過酸化水素で十分です。
ですが、
ホームカラー剤は2剤の濃度を選べない のです。(ホームカラー剤は6%だけです)
どんなに健康な髪にも、逆にダメージが重なってる髪に対しても、6%の過酸化水素の濃度で作用してしまいます。
度重なるカラーをしている毛先に、さらにこの負荷をかけると、必要以上のダメージが出る原因となるので注意が必要です。
ホームカラーとサロンカラーの違い③「塗り方」
ホームカラー剤で染める際は、自分で塗らなければならないので
・ざっくりと根元だけ塗る ・ざっくりと全体的に塗る
この2種類の塗り方になると思います。
自分で染めるとなると、きっちり伸びた根元だけを狙って染めるのは難しいですよね。 当然ですが、余計に染めてしまっている部分もあるはずです。
それに対して、美容室でやるサロンカラーは
・正確に根元を塗る ・正確に全体を塗る ・正確に毛先を塗る ・根元と毛先を違う色で塗る
など、髪の部分部分のダメージ度合いにより塗り分けができます。
また、やはり揮発性のあるアルカリ剤を含むカラー剤を使えたり、髪の部分部分のダメージ度合いに対して過酸化水素濃度を変えられるのは、非常に便利です。
このおかげで、余計なダメージを与えることなくヘアカラーをすることができるのです。
まとめ
ここまで「ホームカラーとサロンカラーの違い」を説明してきましたが、最後にサロンカラーのメリットとデメリットをお伝えしておきます。
・サロンカラーのメリット
なによりもサロンカラーの最大のメリットは、髪のダメージやヘアカラーの履歴に合わせて薬剤を決める事ができて、 プロの塗る技術によりダメージを最低限に済ませることができるという点でしょう。
・サロンカラーのデメリット
では、サロンカラーにはデメリットはないのか?
デメリットを挙げるとしたら、
・価格 ・時間
この2つでしょうか。
価格は、当然ながらサロンカラーのほうが、ホームカラーより高くなってしまいます。
やはりカラーの塗る技術というのは習得が大変です。 カラーの知識もめちゃくちゃ必要になります。
ですから、そのプロの技術・知識を提供する分、価格は高くなってしまいます。
時間もホームカラーのほうが自分の好きな時間に染められます。 ヘアサロンを予約したり、向かう必要もありませんからね。
ただサロンカラーであれば、プロの技術で正確に素早くカラーできるわけですから、確実に綺麗に自分の理想のカラーに近づけられると思います。
もしご自分に合ったヘアカラーが分からないようでしたら「Viushair」太田へご相談ください。